180年以上の歴史を持つ阿賀野市の特産品「安田瓦」
阿賀野市の旧安田町は東日本でも随一の瓦の生産量を誇る「安田瓦」の生産で知られ、その瓦はNHK大河ドラマ「八重の桜」の舞台である福島県会津若松市の鶴ヶ城にも使われています。
安田瓦は江戸時代から生産され、180年以上の歴史があります。阿賀野市周辺で採れる良質な粘土を使い、釜の中の酸素量を減らして焼き上げる「還元瓦」は、強度や耐熱性、防音性に優れ、また吸水性が低く雪や凍結などに強いため、北国の寒い地域には必要不可欠な存在となっています。
最近では、安田瓦で作れらた「瓦小物」がインテリアとして人気で、飲食店、割烹、旅館などの他、一般家庭でも好評となっています。一番の人気作品は最長で2年待ちもあるそうです。
「安田瓦」と「ごずっちょ」のコラボレーション!
丸三安田瓦工業(株) 代表取締役副社長
遠藤秋子さん
丸三安田瓦工業の遠藤副社長さんは「人気の瓦小物で阿賀野市のイメージキャラクター『ごずっちょ』を作り、特産の安田瓦を広く全国に発信できないか」と呼びかけ、ごずっちょの発案者であるデザイナーの堀 由妃さんとのコラボレーション企画が実現しました。
瓦小物は、上薬を塗り、最高1200度の窯で27時間も焼きます。途中の乾燥を含め、一つの瓦小物を作るのに約2週間かかります。「焼き物は細かい部分のひび割れが生じたり表現が難しい」との事ながらも、熟練の技と情熱によって「ごずっちょ」をモチーフにした数々の瓦小物が生まれました。
また、丸三安田瓦工業の工場脇にあるギャラリー喫茶「粘土工房 ものがたり」では、瓦の絵付け体験が出来ます。ギャラリー喫茶「ものがたり」という名称の由来は、「来店されたお客様に、安田瓦や自分自身の物語を語り合って欲しい」という想いで付けられたそうで「気軽に立ち寄って瓦に触れ、瓦のまちを堪能して欲しい」とのこと。
表看板は遠藤さんの手書き、内装は木材と安田瓦が調和する和風テイストで、温かみのある落ち着く空間です。この工房がある「やすだ瓦ロード」も阿賀野市の新しい観光地として人気です。ドライブがてらに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
■ギャラリー喫茶「ものがたり」
所在地 : 新潟県阿賀野市保田6130-1
ごずっちょねっとSHOPでは、丸三安田瓦工業さんの製作された「ごずっちょ」と代表的な瓦小物をご用意しました。
どれも人気の商品です。ぜひ、お買い求め下さい。